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仕事が遅いとか

「あいつは無能である」という意見というか愚痴って大抵、自分は有能という前提で成立しているんだけどさ、その前提は本当に正しいのかと。

仕事が遅い人の共通項 | Decent Point

このブログ主が有能かどうか、言及されてるであろう人が無能かどうかなんて知らんよ。あくまで一般論として。

上司は有能という前提は大抵正しいと思う。ただし、上司として有能とは限らない。これは作業者として有能だったために管理職へ出世するケースがほとんどだから、たとえば、システムエンジニア上がりのプロマネがダメダメという例は多いことからも分かるように、作業者としての有能さは上司としての有能さとイコールにならない。だから、俺の指示は適切だ、という前提が必ずしも正しいとは限らない。

また、コミュニケーションは、どんなに頑張っても欠損が発生する。伝えるべき内容を全て伝えるのは不可能。必然、指示が完璧という事はあり得ない。

そんな不完全な指示の下でも「言われたとおり、すぐに」できるという事は、実際には言われた以上のことをしている事を意味する。それって指示を出す側よりも受ける側の方が有能な可能性が高いという事じゃないすかね。

これは「できる奴は有能だから、できる」という当たり前の話なんですけど、この視点に立ってみると「俺の指示通り、すぐにできない奴は全員無能である」という命題は成立しないわけです。

できない奴のできない原因が、上司が糞だからなのか、本人が糞だからなのかなんて分かりませんよ。ただ「俺の指示どおりできないから無能」と思ってるなら、そーいう認識は改めた方がいいだろうなー、と思います。